ささいな疑問にっき

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『全羅監督』名言・名シーンと感想

ネトフリで配信されているオリジナルドラマ『全裸監督』の中で個人的に心に残った名言・名シーンを紹介します。

名言・名シーン

小野「一瞬 やる気になったろ? これがセールストークの基本だ」

 

村西「え?」

 

小野「褒めて口説くんだよ 相手を」

 

「いいか? 相手は全員上玉の女だと思え」

 

「まずは…褒めて 褒めて 褒めて 褒めて 褒めて 褒めて__心を開かせろ」

 

「そして パックリと開いたそこに 最高の口説き文句を情熱的に突き刺す!」

 

村西「突き刺す」

 

小野「そうだ」

 

「女をイカせるつもりでやれ なるべく丁寧な言葉でな」

 

「これがセールストークのコツだ」

 

引用:シーズン1 1話『裏の世界』12:01

 

トシ「あんた この世界に入る覚悟はあんのかよ」

 

村西「売りたいんだ 人間の性欲を」

 

引用:シーズン1 1話『裏の世界』41:15

 

川田「ずっと待ってました あなたのような人を」

 

引用:シーズン1 2話『無修正』26:23

感想

『全裸監督』をシーズン2まで見終えてみて、シーズン1の頃思っていたのと印象が変わりました。

 

シーズン1までは、元落ちこぼれセールスマンだった主人公がアダルト業界に転身。持ち前のセールストークと知恵を使ってのし上がっていくといった、とても熱い話だなと思っていました。でも違いました。

 

シーズン2では、とてもシビアな描写がきちんと描かれており「だよなぁ そんなに甘くないよなぁ…」といった、暗い気持ちになっていました。

 

自分はアニメや漫画が好きでよく見るのですが、その中ではピンチになったら仲間が助けに現れて一発逆転といった展開が多く、そのまま助けも現れず主人公がどん底に落ちていくといった風にはならないことがほとんどです(もちろん個人がどういった作品が好きかにもよると思います)。

 

しかし、この『全裸監督』ではそんな助けも現れず、狂い始めた歯車が逆転することはなく、主人公がひたすらどん底に落ちていく過程が丁寧に描かれています。

 

それを見てなんというか現実の厳しさといったものを突きつけられた気がしました。

 

正直見ていて辛かったので、人によってはシーズン1だけ見るというのもありかもしれない。と思うくらいシビアでした。

 

そんな感じで、シーズン2ではシーズン1にはあまり見られなかった人間の暗黒面みたいな物が色濃く描かれていて、とても考えさせられました。
『闇金ウシジマくん』を思い出しました。

 

肝心のストーリーの方ですが、ストーリーは抜群に面白いです。自分はそんなにたくさんのドラマを見てきたわけではないですが、今まで見たドラマの中で一番面白いといっても過言ではないくらい(ちょっと大げさかもしれませんが)、でもそれくらい完成度が高いな…と思いました。正直最初は、「有名な作品だし、試しに1話見てみっか」くらいの軽い気持ちで見始めたのですが、見だしたら止まらなくなってしまい、1シーズンあたり約8時間はある作品を3日で見終わっていました。飽き性の自分にしては珍しいです。
それくらいストーリーは面白かったです。
もし、これを読んでいる方で、まだ本編を見たことがないという方がいましたら、一度は見てみる価値がある作品だと思います。