小説
欠点の一つもない人間は、ただほかのすべての人々に自分の不完全さを意識させるだけだ。テニスンという原始時代の詩人はこう書いている。”欠点の一つもない男は、欠点だらけだ”引用:アイザック・アシモフ『はだかの太陽』(ハヤカワ文庫)p315 欠点の一つもな…
アイザック・アシモフ『鋼鉄都市』(ハヤカワ文庫)を読み終えました。 ロボットと刑事のコンビが難事件に挑むという、SFとミステリーの融合が見事な作品です。 筆者はミステリー小説は好きですが、SFミステリを読むのははじめてだったので新鮮でした。 本作品…
『お探し物は図書室まで』(著:青山美智子)の名言・名シーンをまとめました。 あらすじ お探し物は、本ですか? 仕事ですか? 人生ですか?不愛想だけど聞き上手な司書さんが本と付録であなたを後押しします。 引用:お探し物は図書室まで|一般書|小説・文芸…
※ネタバレ注意 米澤穂信「本と鍵の季節」を読み終えたので感想を書いていきます。 アニメ版の「氷菓」を見ていたので、著者の名前は知っていましたが、実際に本を読むのは初めてでした。 あらすじ 面白いと思った点 登場人物の雰囲気が氷菓っぽい 考えさせら…
※ネタバレ注意 第19回『このミス』大賞・文庫グランプリ受賞作品の「甘美なる誘拐」(著者:平居紀一)を読み終えたので感想を書いていきます。 あらすじ ヤクザ未満の冴えない若者二人組。地上げに悩まされる自動車部品店の父娘。宗教団体にガードされる少女。…
※ネタバレ注意 『ハケンアニメ!』(著:辻村深月)を読み終えたので感想を書きます。 あらすじ(内容) アニメの制作現場が舞台の作品。アニメで言う「SHIROBAKO」、漫画で言う「バクマン。」的なイメージ。 面白かった点 面白かった点は以下です。 ・ラスト付近…
※ネタバレ注意 『コンビニ人間』を読み終えたので、感想を書きます。 一般的な普通とは少しずれた主人公の視点を通して、いわゆる普通な人達との対比がうまく描かれていて面白かったです。 本作品は、普通とは違うことを肯定するわけでもなく、否定する訳で…
※ネタバレ注意 『かがみの孤城』を読んだので、感想を書きます。 感動して、涙が出た本でした。 あらすじ とある事件をきっかけに、不登校になり部屋に閉じこもっていたこころ。ある日、部屋の鏡が光っているのに気づき、そこをくぐった先で出会ったのは、狼…
※ネタバレ注意 『蜘蛛ですが、なにか?4』を読み終えました。今回も感想を書いていきます。 4巻を読んでいて、一番気になったのが「管理者D」の正体は誰なのか?という点です。 今回は、この「管理者D」の正体について考えてみたいと思います。 「管理者D」…
※ネタバレ注意 『蜘蛛ですが、なにか?3巻』を読み終えたので感想を書きます。 今回は、主人公の蜘蛛がめちゃめちゃ強くなった巻でした。 あの「地龍アラバ」すら倒してしまったのですから、かなりやばいですね。 ですが、これでもはや敵なしかと言うとそう…
『蜘蛛ですが、なにか?2巻』を読み終えました。 今回も感想を書いていきます。 2巻ですが、うん、いろいろと凄い事になってきました。 1巻まではほんの序章に過ぎず、2巻の最後あたりに来てやっと本編みたいな、そんな結構衝撃的な展開でした。 まさかね…あ…
『蜘蛛ですが、なにか?1巻』を読み終えたので感想を書きます。 現在アニメが放送中で、300万部を突破している人気作品ということで、読んでみましたが、 普通におもしろくて、ハマりました。 面白かった点をいくつかに分けて紹介していきます。 ※ネタバレが…