歌詞「永遠に離れてくんだ」はなんの曲?ラムジとは?
サヨナラなんてないよ...
今日(きょう)から軌道(みち)を外(はず)れんだ
最後(さいご)まで見(み)送(おく)ってよ
永遠(えいえん)に離(はな)れてくんだラララ...
引用:ラムジ / どうして君を好きになってしまったんだろう?
木の数字をパチパチするパズルの広告で流れていて、なんの曲か気になったという人が多いのではないでしょうか。
ちなみに広告のアプリ名は「Numpuz」というアプリになります。
曲のタイトルは?
音楽ユニット「ラムジ」による『PLANET』という曲です。
コメント欄を見ると、2022年現在も、広告からきました!という人が多いですね。
活動期間は2004〜2013年
ラムジですが、2013年に解散しています。
2013年3月31日、本日をもってラムジは正式に解散となります。
— 井上慎二郎 (@shinjiroh_inoue) March 31, 2013
明日からそれぞれの途を歩みます。
ひとつの物事の終わりは、また新たなる門出。... http://t.co/1gNPQ8K1Sf
代表曲など
どうして君を好きになってしまったんだろう?
楽曲提供も行っており、東方神起に提供した『どうして君を好きになってしまったんだろう?』が2008年(平成20年)のレコード大賞の優秀賞に選ばれています。*1
以下ニコニコにてセルフカバー版が聞けるので興味のある方はどうぞ。
筆者はセルフカバー版の方が好みです。
切ない系のボーイミーツガール作品のMADに合いそうな雰囲気だと感じました。
セルフカバー版のバックで流れるピアノも良いですね。
ユメオイビト
2010年には、楽曲『ユメオイビト』がJRA(日本中央競馬会)のイメージソングに起用され、TVCMや競馬場で流れ、人気を博しました。*2
個人的には、以下の歌詞が印象に残りました。
理想選んで進んでいく人
現実選んで引き返す人
引用:ラムジ / ユメオイビト
中国で大人気
以下、2018年の記事ですが、
中国の大手音楽配信サービス、NetEase Cloud Music(網易雲音楽)の総合ウィークリーランキング(3/9-3/14)が発表され、日本人アーティスト、ラムジの「PLANET」が5位であることがわかった。これは、14位のザ・チェインスモーカーズ、26位のエド・シーランなど世界的人気アーティストをも上回る快挙だ。
とあります。
ちょっと昔の当時あまりメジャーではなかった曲が、ふとしたきっかけで人気に火がつき注目を浴びるというのは激アツだなと思いました。夢がありますね。
ラムジの伴奏(楽器・ギター)を担当していた井上慎二郎氏もツイッターでふれていました。
ラムジ、12年前の楽曲が中国大手配信サイトでヒット中 https://t.co/JzC6xVd6xv
— 井上慎二郎 (@shinjiroh_inoue) March 23, 2018
こんな声もありました。
2013年に解散したラムジというバンド。
— ろろん (@roron_roron) November 23, 2021
解散して数年後に3rdシングルのカップリング曲「PLANET」が中国で突如爆流行りして、中国産のアプリの広告にも使われて、最終的に日本人の耳にも多く届くことになったの、自分がバンドマンだったらこんな素敵なことは無いなと思う。
https://t.co/ueRiZ1s42p
解散して数年後に海外で爆流行りするってまじで最高だと思うんだよな…
— ろろん (@roron_roron) November 23, 2021
しかもシングル曲でも無ければライブ定番曲でもない、本当の隠れた名曲が、突然。
ユースタシーの意味とは?月光の歌詞の意味を考察【はるまきごはん × キタニタツヤ】
はるまきごはんさんとキタニタツヤさんによる、プロセカのユニット「ビビバス」への書き下ろし楽曲である「月光」。
この歌詞の中に登場する「ユースタシー」という言葉の意味ついて調べたことと、個人的な考察を書いていきたいと思う。
ユースタシーとは何か
wikipediaによると以下のように書かれている。
ユースタシーはユースタティズム(eustatism)、ユースタティック運動と表記されることもあり、海岸地形でよく示される。
ふむふむ。ユースタシーとは別名「ユースタティック運動」というらしい。
念の為、コトバンクでも調べてみると、
以下、コトバンクの「海面変化」の項目より引用。
海水準変動,ユースタティック運動ともいう。
「ユースタティック運動」は「海面変化」と言い換えることができることがわかった。
ここまでの情報を整理しよう。
ユースタシー = ユースタティック運動 = 海面変化(または海面変動)
であることがわかった。
だが、wikipediaやコトバンクの説明を読んでも、素人の筆者にはいまいちピンとこない。
と思っていたら、
yahoo知恵袋に良い説明を見つけた。
ユースタティック運動とはなんですか?という質問に対し、以下のような回答が寄せられている。
海面が、全地球的に上下する運動のことです。
そしてこうも書かれている。
海水そのものの量が増えたり減ったりすることにより、全地球的に海面の高さが変動する運動のことです。
つまり、ある特定の海の海面が変化するのではなく、地球全体規模で、海水が増えたり減ったりすることで、海面の高さが変動することを意味するらしい。
言い換えると、海水が増えたり減ったりして、海面が上昇したり逆に下がったりする現象が地球全体で起きるということか。
以上をまとめると、
ユースタシーとは、ものすごーくシンプルに言うと、海水が増えたり減ったりすること。
と捉えてOKだと思う。
ユースタシーが起きるのはなぜ?
なぜユースタシーが起きるのかというと、氷河と呼ばれる巨大な氷の塊が、溶けたり、逆に氷が増えたりするとこによって起きるようだ。
実際、今から1万数千年前より以前の地球は、氷でおおわれた氷のボールだったことがわかっている。
高校で日本史を勉強したことがある人は聞いたことがあると思うけど、いわゆる更新世(こうしんせい)と呼ばれる時代だ。
そして、1万2、3千年ほど前に、氷のボールだった地球の氷が溶けはじめ、その結果、海面が上昇し、今の私たちが住んでいる日本列島が形成された(それ以前は、現在の日本列島と、中国やロシアのある大陸は地続きだったと言われている)。
このようなユースタシーは、氷河性ユースタシーと呼ばれる。
英語にすると、「glacial eustasy(グレイシャルユースタシー)」だ。
ユースタシーの考察
さて、ユースタシーとは何かわかったところで、歌詞の中ではどういう意味なのかについて考察してみたいと思う。
まず、ユースタシーが登場する部分の歌詞を引用してみる。
廃物と化したアイロニー
クリシェを抜け出したいのに
「また誰かの焼き直し?」
数多の星の屑たち
沈み消えゆくユースタシー
無慈悲な月の光
「アイデンティティさえまやかし?」
「盗んででも愛が欲しい?」
引用:月光 / キタニタツヤ × はるまきごはん
念の為クリシェとは、
乱用の結果、意図された力・目新しさが失われた句(常套句、決まり文句)・表現・概念を指す。
つまり、使い古されて目新しさが失われたといった意味だ。
クリシェを抜け出したいのに
「また誰かの焼き直し?」引用:月光 / キタニタツヤ × はるまきごはん
この部分は、クリエーターの葛藤が感じられて、なんとなく意味がわかると思う。
問題はその次だ。
数多の星の屑たち
沈み消えゆくユースタシー引用:月光 / キタニタツヤ × はるまきごはん
ここをどう解釈するか。
その前の
クリシェを抜け出したいのに
「また誰かの焼き直し?」引用:月光 / キタニタツヤ × はるまきごはん
がクリエーターの葛藤を意味するなら、
数多の星の屑たち
沈み消えゆくユースタシー引用:月光 / キタニタツヤ × はるまきごはん
もクリエーター(創作にたずさわる人)に関するものを表していると考えても不自然ではないだろう。
結論から言うと、筆者はこの部分は、作品を作り続け、それを世に送り出し続けることの難しさを表しているのではないかと思いました。
星屑とは、辞書を引いてみると、
散らばって光る無数の星。「―をちりばめた夜空」
とあり、夜空に光る無数の小さな星たちであることがわかる。
星にも寿命がある
そして、この星にも寿命があるという。
毎晩同じようにかがやいている星も、とても長い時間がたつと変化し、ついには宇宙から無くなってしまいます。これを生き物になぞらえて「星が年を取る」とか、「星が死ぬ」と呼んでいます。
つまり、今、夜空に光っている星は、人間よりは遥かに寿命が長いけど、いつかは消えてなくなる。
星は死ぬときに、超新星爆発という大きな爆発を起こす。
そして、この爆発によって、また新たな星が生まれるという。
ひとつの星の死が、新しい星の誕生につながっているのです。
ひとつの星の死が、新たな星の誕生に繋がる。
つまり、夜空の星たちは、減ったり増えたりを繰り返している。
ユースタシーも同じ。
地球規模で海水の量が減ったり増えたりする。
両方とも「減ったり増えたりする」という部分は共通している。
そして、世の中にいる数々のクリエーターたちも同じだ。
作曲家、漫画家、小説家、作家etc.
「筆を折る」という言葉がある。
作家が執筆活動をやめてしまうことを意味する言葉だ。
転じて、漫画家が漫画を書き続けることをやめる時にも使われたりする。
以下のような記事も見つけた。
クリエーターの数は夜空の星々やユースタシーのように、増えたり減ったりを繰り返している。
激アツIT漫画『王様達のヴァイキング』名言・名シーン集
漫画『王様達のヴァイキング』の名言・名シーンを紹介していきます。
あらすじ
ハッキングの腕は一流だが、それ以外はからっきしダメ。バイトも首。そんな主人公の是枝一希(これえだかずき)とエンジェル投資家を名乗る謎の男、坂井大輔がコンビを組んで、IT系の難事件を解決していくお話。
この漫画の見どころはいくつかありますが、一つは作者がきちんと取材を行った上で描かれている(あとがきを読むとわかる)ことから、IT方面に詳しくない人が読んで勉強になる内容になっている点だと思います。
筆者は読んでいくうちに、プログラミングやサイバーセキュリティ方面に興味がわいてきました。
こういうお仕事系の漫画って、その業界に全く詳しくない人が楽しみながら、雰囲気を学べるのがいいなと思います。
もう一つの見どころは、人間ドラマです。
主人公の是枝や投資家の坂井大輔と関わる人たちの人間ドラマがしっかり描かれていて面白いです。
なかなか熱い物語となっています。
涙が出た話もありました。
それでは前置きが長くなりましたが、本題に入ります。
名言・名シーン
「今までの真っ当とは呼べない経験が、奴に見えない宝をくれているはずなんだ。その宝を探し当てられるかどうか。」
引用:さだやす,深見真『王様達のヴァイキング 1』小学館
坂井大輔のセリフ。
主人公の是枝って、ハッキング以外は、ほんとにダメダメで、バイトも何回も首になったりと、とても苦労した人生を送ってきました。
そんな是枝の過去を否定するのではなく、肯定して、なおかつ前に進む活力をくれる言葉で熱いなと思いました。
「あらゆる人間は現在でも奴隷と自由人にわかれる」ニーチェもそう言ってるじゃない?」
引用:さだやす,深見真『王様達のヴァイキング 2』小学館
武器商人と呼ばれるハッカーのセリフ。
一応、出典を調べてみました。
あらゆる人間は、いかなる時代におけるのと同じく、現在でも奴隷と自由人に分かれる。自分の一日の三分の二を自己のために持っていない者は奴隷である。(著作:人間的な、あまりにも人間的な)
これですね。
こういう偉人の名言を引用したセリフを入れることでキャラが知的に見える演出好きです。
アニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』シリーズの第1期に登場する、槙島聖護(まきしましょうご)も、シェイクスピアやSF小説からの引用をよく使っていてたのが印象に残っています。
「這い上がってこいよ、この「墓場」から」
引用:さだやす,深見真『王様達のヴァイキング 3』小学館
これも坂井大輔のセリフ。
ドストレートに熱い!
坂井さん熱いセリフが多いんですよね。
「だからこそ燃える」
引用:さだやす,深見真『王様達のヴァイキング 3』小学館
是枝&坂井が同時に言ったセリフ。
たしかこの時二人ともゲスい顔をしていたと思います。
ときおり入る、主人公と坂井のゲス顔も本作の魅力ですね。
「俺がこの世で一番好きな人種は、「大ボラ吹き」なんだ。」
引用:さだやす,深見真『王様達のヴァイキング 3』小学館
坂井の現在の職業である「エンジェル投資家」の先駆者的存在の猪野秀樹(いのひでき)のセリフ。
この作品の中で最もと言っていいくらい印象残っている人物です。
筆者はこのセリフを言うシーンがめちゃめちゃ好きです!
ニカッとした、すごいカリスマっぽい、いい笑顔をしているんですよね。
猪野さんのキャラクターデザインやキャラも好きです。
「それでも手を突っ込んでみたくなるのが本能だろ?絶望するほどにデカイ確率で惨敗すると知ってても。」
引用:さだやす,深見真『王様達のヴァイキング 6』小学館
主人公是枝のセリフ。
いやぁ、熱い!魂が熱くなるような感じのするセリフです。
あとがき
名言を紹介してきましたが、読みはじめからは想像もつかないほど熱い漫画でびっくりしました。
正直1話目あたりは、そこまで面白いとは思わなかったのですが、じわじわと面白くなってきて、気づいたらハマってました。
【スパイファミリー】アーニャ「オーキードーキー」の意味とは?【アニメ】
アニメ『スパイファミリー』の6話でアーニャが言っていた「オーキードーキー(おきどき)」とはどういう意味なのか?という疑問にお答えします。
「オーキードーキー」の意味とは?
オックスフォード英英辞典より。
okey-doke exclamation
/ˌəʊki ˈdəʊk/
/ˌəʊki ˈdəʊk/
(also okey-dokey /ˌəʊki ˈdəʊki/ /ˌəʊki ˈdəʊki/)(informal)
★ used to express agreement
SYNONYM OK
オーキードーキーは英語で「okey-doke」または「okey-dokey」と書きます。
used toが「使われる」、expressが「表現する」、agreementが「同意」を意味することから、
オーキードーキーは「同意を表現するのに使われる言葉」であることがわかります。
また、SYNONYMが類義語を意味することから、似ている言葉として「OK」があることがわかります。
さらに、(informal)とあることから、オーキードーキーは「くだけた表現」であることがわかります。
ここまでの話をいったん整理すると、
オーキードーキーとは「同意を表現するのに使われる言葉」で、「OK」と似たような意味があり、くだけた表現である。ということになります。
原作では「オーキードーキー」はどう訳されている?
ちなみに、原作ではオーキードーキーは「了解」と訳されています。
SPY×FAMILY(スパイファミリー)っていう漫画気になって少年ジャンプのアプリ入れて見てみたらめっちゃ面白くて今出てる3巻まで全部買っちゃった…。アーニャ可愛すぎ。オーキードーキー pic.twitter.com/B6KUNY6dBo
— るしだよ。 (@Lucifer_772) March 21, 2020
了解と書いてオーキードーキーと読ませるセンス好き。これは矢作俊彦由来か?と思ったが最近ではゲームキャラの台詞なのね。レッドソックスの岡島のテーマソングも懐かしい。#SPY_FAMILY #スパイファミリー
— 秋 (@aki_mdntp1) July 7, 2019
昔スーパーマリオサンシャインで遊んでるとき違うステージにワープするマリオが「ドーキードーキー!」って言うから「ピーチ拐われてクッパ控えてんのにワクワクじゃん…」って思ってたけど昨日スパイファミリー読んで知ったけど「オーキードーキー(了解)!」って意味だったと知った。
— ホルマリン (@i_w_f89563) August 9, 2020
まとめ
オーキードーキーの意味
・「同意を表現するのに使われる言葉」で、「OK」と似たような意味があり、くだけた表現である。
原作ではオーキードーキーは「了解」と訳されている。
『はだかの太陽』アシモフ 欠点の一つもない男は、欠点だらけだ
欠点の一つもない人間は、ただほかのすべての人々に自分の不完全さを意識させるだけだ。テニスンという原始時代の詩人はこう書いている。”欠点の一つもない男は、欠点だらけだ”
引用:アイザック・アシモフ『はだかの太陽』(ハヤカワ文庫)p315
欠点の一つもない男は、欠点だらけだ
『はだかの太陽』という小説を読んで、印象に残った言葉です。
人間の顔は左右非対称である。したがって、顔の左半分の写真、右半分の写真をそれぞれ合成してみると、違った2つの顔が出来上がる。という話を聞いたことがあります。
左右対称であまりにも整いすぎた完璧な美貌というのは、どこか非人間的で不気味に感じてしまうのではないでしょうか。
『はだかの太陽』とは
アイザック・アシモフによるSFミステリ小説です。
『はだかの太陽』は前作『鋼鉄都市』の続編にあたり、一時期、不可能とまで言われたSFとミステリーの融合を見事に成し遂げた作品です。
面白いと思った点
読んでみて面白いと思った点は以下です。
・惑星間の異文化が面白い
・魅力的な女性が登場する
・最後まで犯人がわからずにグイグイ読ませる展開がすごい
順番に見ていきます。
惑星間の異文化が面白い
本作では地球に住んでいる主人公のイライジャ・ベイリが、ソラリアという惑星で起きた殺人事件の調査を依頼されます。
そしてソラリアで、捜査を進めることになるのですが…。
その際に文化の違いによって、捜査に右往左往させられ、とても苦労する描写が出てきます。
具体的には、ソラリアという惑星では、お互いを直に"見合う"ということが特別な意味を持ちます。
我々地球人からすれば、人に合うときに、お互いを直接見るというのは、普通のことでわざわざ話題にするまでもない程ですが、文明の発達したソラリアでは、そうではないのです。
これが、捜査の障壁となり主人公はとても苦労します。
惑星間でこのような文化の違いが生じるというのは、今までに考えたことがなく、新鮮でした。
考えてみれば、地球内でさえも、国によって文化が違うのですから、惑星間でも文化が違うというのは、当然ありえる話ですね…。
こういった壮大な妄想をかきたててくれるのも、SFの醍醐味の一つなのかな、なんて思ったりもしました。
主人公が、こうした異文化に触れることで、少しづつ考えが変化していくのも面白いですね。
魅力的な女性が登場する
アシモフ氏の描く、キャラクターは好きですが、女性キャラクターも魅力的に描きますね。
本作には登場する女性キャラクターは、二人います。
そのうちの一人が、グレディア・デルマーです。
以下、主人公ベイリがグレディアにはじめて合ったときの描写の一部です。
なにもかもが、とても好ましく思えた。
ベイリはどぎまぎして言った。
引用:アイザック・アシモフ『はだかの太陽』(ハヤカワ文庫)p82
主人公が彼女が美しい魅力的な女性であったことに驚き、やりづらさを感じている(照れている?)ことがわかります。
そして、次は主人公ベイリの相棒が、グレディアの外見について述べたものです。
夫人はあらゆる方面の肉体的魅力の基準をみたしています。さらに、あなたの行動からみて、あなたがそれに気づかれ、そして彼女の外見を肯定されたことは明らかです。
引用:アイザック・アシモフ『はだかの太陽』(ハヤカワ文庫)p106
もう一人の女性は、クロリッサといいます。
クロリッサは、がさつな感じで、決して美人な方ではないけど、魅力的な声の持ち主です。
グレディアよりも気さくな感じですね。
登場シーンは、わき腹をぽりぽりかいて登場します。
ちなみに筆者は、グレディア派です。
主人公も完全にグレディアに惚れちゃってるな…といった描写があって面白かったです。
主人公とグレディアがいい感じの雰囲気になるシーンもあり、現代の美少女が登場するラノベっぽい雰囲気を感じました。
手元にある『はだかの太陽』が出版されたのが、1984年で今から30年以上も前なのにも関わらず、内容はぜんぜん古い感じがしないですね。
最後まで犯人がわからずにグイグイ読ませる展開がすごい
前作の『鋼鉄都市』もそうだったのですが、ほんとに最後までグイグイ読ませますね。
途中で、犯人がわかっちゃったよ。もういっか。とはならない。
その理由の一つは、著者の博識に裏打ちされたキャラクター同士の議論にもあると思います。
最後まで飽きさせない、著者の力量には脱帽です。
さいごに
出版されたのが今から30年以上も前なのに、2022年の今読んでも全然古い感じがしないのは、本当にすごいと思います。
まさに傑作の名にふさわしい不朽の名作(褒めすぎ?)だと思います。
【つまらない】『バブル』映画【評価・レビュー・感想】
つまらない
と思いました。
面白くなるかなぁと思いながら見ていましたが、たいして面白くなることはなく気づいたらおそらくクライマックス?を迎え終わっていたという感じです。
つまらないと思った点は以下です。
・主人公にいまいち感情移入できない
・登場キャラが多く、ひとりひとりの掘り下げが浅い
・マイナーなスポーツを扱っている
順番に見ていきます。
主人公にいまいち感情移入できない
物語を面白く感じるかや、物語の世界に入り込めるかは、いかに主人公に感情移入できるか。という点が最も重要であると個人的には思っています。
本作の主人公はヒビキというのですが、見ていて「うおおお!頑張れぇぇ!いけえぇ!!」や、主人公が泣いたシーンで、感情移入して思わず泣いてしまうといったことはありませんでした。
キャラの掘り下げが浅いというのもあると思いますが、一番大きいのは主人公のキャラが弱いという点だと思います。
公式サイトのキャラクター説明には、
幼い頃から特殊な聴覚の持ち主で、他人とのコミニケーションをあまり好まない。
とあります。
こういう設定があるのなら、もうちょっと、特殊な聴覚を持っているがゆえの苦労や葛藤、他人とのコミニケーションをあまり好まないのはなぜか?生まれつきそういう性格なのか、あるいは過去の出来事が関係してそうなったのか、といった点を、丁寧に掘り下げて描いて欲しかったなと思いました。
少しは出てくるのですが、筆者の読解力不足のせいか、そこまで詳しく読み取れませんでした…。
登場キャラが多く、ひとりひとりの掘り下げが浅い
主人公に感情移入できないという部分でも、少し書きましたが、これが大きいですね。
ざっと数えただけでも11人は主なキャラクターがいるのですが、キャラがひとりひとりの掘り下げが一切ないまま話が進むことがほとんど。
なので、キャラクター同士のやり取りなどもいまいち頭に入ってこなくて微妙でした。
中にはよく出てくる割に、ほとんど喋らないキャラもいますし…。
もうちょっと、どうして今のような立場にいるのかとか、いま担っている役割にかける思いなど、キャラの過去の掘り下げが欲しかったなと思いました。
1時間40分という尺にたいして、キャラクターが多すぎて、しかも掘り下げ不足なのは致命的です。
特に宮野真守さんが演じるキャラは、結構重要な立ち位置のキャラなのでもっと掘り下げがあっても良かったのになと思いました。
もっと掘り下げてしっかり描いてくれれば、感動できただろうに…というシーンもあり、もったいないと感じました。
マイナーなスポーツを扱っている
みなさん、パルクールって知ってます?
なんでこんなマイナーな部類のスポーツ(愛好家の方がいたらすみません…。)、少なくともあまりメジャーじゃないスポーツを、この映画でやろうと思ったの?と疑問に思いました。
自分はルールもよく知らないし、キャラクター達が「うおおお!すげぇ!!」と言っていたり、観客が「うおおお!」と関心しているシーンがありましたが、いまいちよくわからずに感情移入できませんでした。
なんだろう…麻雀のルールを知らずに麻雀アニメを見ているみたいな…。
キャラ達や観客の表情などで、かろうじて勝ってるのか負けてるのかが、わかるという感じでした…。
と、ここまでさんざんボロクソ書いてきましたが、もちろん良い点もあります。
良かった点
作画が良い。変態?(良い意味で)
作画は良いなと思いました。特に、キャラクターの表情がドアップのシーンなんか、唇の質感や肌の感じ、目のつややかさや質感がしっかり表現されていて、変態作画(良い意味で)と思うようなシーンもちょくちょくありました。
そんな感じで作画が綺麗というのは良い点です。
キャラデザも良い
「DEATHNOTE」や「バクマン。」の作画で有名な小畑健氏がキャラクターデザインを手掛けていることもあってか、キャラクターデザインはいいですね。
特にマコトさんというキャラが、可愛く、色っぽく描かれているなと思いました。
さいごに
作画よし、キャラデザも良い、そして制作陣も豪華といった風に素材が良いだけに、色んな意味で惜しい作品だなと思いました。
外伝かなにかでアニメじゃなくてもいいから、キャラの掘り下げを描いてくれ…。素材は良いんだよ…素材は。
ゴーフルの意味とは?日向坂46『ゴーフルと君』の歌詞について
日向坂46の曲『ゴーフルと君』に登場する「ゴーフル」の意味についての考察を書いていきたいと思います。
まず、歌詞内でゴーフルについて書かれている箇所を引用。
あれはゴーフルという名のお菓子だ
丸くて薄いフランス生まれ
ワッフルみたいなでこぼこ模様の焼き菓子
引用:日向坂46『ゴーフルと君』
サクサクとしたあの食感が大好きだった
しつこくない甘さもバター風味も
どんなに食べたってお腹にたまらない
引用:日向坂46『ゴーフルと君』
ここから分かるゴーフルについての客観的な特徴をまとめると、
・丸くて薄い
・フランス生まれ
・ワッフルみたいなでこぼこ模様の焼き菓子
・食感がサクサクしている
これらの特徴に当てはまり、かつ可能性が高いと考えられるのがパリセヴェイユで販売されている「ゴーフル(正式名称は:ゴーフル フーレ)」です。
以下、パリセヴェイユの公式インスタグラムより引用。
この投稿をInstagramで見る
パリセヴェイユとは東京都目黒区自由が丘にある有名なお菓子屋さんで、フランス菓子を主に扱っています。
ゴーフルはフランス語であることから、
「ゴーフル」ともいう。ゴーフルはフランス語。
先程あげた特徴のうち、
・フランス生まれ
は満たします。
そして写真を見てわかる通り、
・丸くて薄い
・ワッフルみたいなでこぼこ模様の焼き菓子
の条件にも当てはまります。
残るは、
・食感がサクサクしている
ですが、以下の実際に食べたの人食レポによると、"もちもち系ではなくサクサク香ばし系"とあることから見事一致。
パリセヴェイユ
— めがね🏳️🌈 (@caramelize_22) March 18, 2022
ゴーフル フーレ
念願のパリセのゴーフル🥺もちもち系ではなくサクサク香ばし系。キャラメルがねっちりでたまらん。バニラのガナッシュも好き。これそのものはとてもおいしくて好きだけど、ゴーフルとしてはやっぱりもちもち系が好きだな〜 pic.twitter.com/qfSICn3aeJ
さらに、パリセヴェイユが行列ができるほどの人気店であるということからも可能性が高いと言えます。
以下はテレビ番組「情熱大陸」の公式サイトより。パリセヴェイユがテレビで取り上げられた時のもの。毎日行列のできる人気店とある。
自由が丘の街の一角に佇む、フランス菓子店「パリセヴェイユ」。<パリが目覚める>という意味を持つこの店は、毎日行列のできる人気店だ。
以上のことから、『ゴーフルと君』の歌詞に登場するお菓子は、パリセヴェイユの「ゴーフル」であるというのが私の結論です。
ゆっくり茶番劇ってなに?ゆっくり実況やゆっくり解説との違い
「ゆっくり茶番劇」の意味
「ゆっくり茶番劇」とは、「ゆっくり」と呼ばれる、まんじゅうの様な形をした頭だけのキャラクターを使って作られた物語風の動画のことです。
「ゆっくりボイス」と呼ばれる独特の棒読み口調(機械音声)でしゃべるのが特徴です。
「ゆっくりしていってね!!!」というセリフは有名なので聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
「茶番」とつくことから、漫才やコントのようなイメージをもたれる方も多いかもしれません。
実際、そのような動画も多くありますが、一方でシリアスな作品もあります。
シリアスな方面での、有名な例をあげておくと、
「ゆっくり妖夢と本当はこわいクトゥルフ神話」があります。
この作品は、現在『文豪ストレイドッグス』の原作者として知られる朝霧カフカ氏が、デビューする前のまだ無名だった頃に、ニコニコ動画に投稿していたものです。
張り巡らされた伏線と、視聴者の予想を裏切る展開が話題を呼び、人気を博しました。
朝霧カフカ氏はこの作品がきっかけで、編集者から声がかかりデビューを果たすことになりました。
「ゆっくり実況」や「ゆっくり解説」との違い
「ゆっくり茶番劇」のほかに「ゆっくり」と名のつくものに「ゆっくり実況」と「ゆっくり解説」があります。
ゆっくり実況とは?
ゆっくり実況は、ゆっくりボイスとゆっくりのキャラクターを使用したゲーム実況のことです。
ゆっくり以外のゲーム実況者といえば、「主役は我々だ!」や「キヨ。」が有名ですが、通常のゲーム実況が人間の生の声を使用しているのに対し、「ゆっくり実況」では、ゆっくりボイスと呼ばれる機械音声を使用しているのが特徴です。
ゆっくり解説とは?
ゆっくりボイスとゆっくりのキャラクターを使用した解説動画のことです。
ゆっくり解説のジャンルは多岐にわたり、歴史系から科学、はたまた毒キノコの解説なんてものまであり、なんでもありと言っても過言ではないほどです。
違いをまとめると、物語なのか、ゲーム実況なのか、解説動画なのかの違いです。
「ゆっくり茶番劇」が物語、「ゆっくり実況」がゲーム実況、「ゆっくり解説」が解説動画です。
まとめ
「ゆっくり茶番劇」とはまんじゅうのような頭だけの形をしたキャラクターと、ゆっくりボイスと呼ばれる合成音声(機械音声)を使用して作られた物語風の動画のこと。
「ゆっくり実況」や「ゆっくり解説」との違いはそれぞれ、ゲーム実況か解説動画か物語なのかが違う。
「ゆっくり〇〇」とつくすべてに共通しているのがゆっくりボイスと呼ばれる合成音声(機械音声)とゆっくりと呼ばれるキャラクターを使用していること。